健康にも良い「昆布」の魅力を最大限に伝えてみる
昆布の栄養素
昆布は「ミネラルの宝庫」と言われており、人体に必要な主要ミネラルから微量ミネラルまでを約15種類、
カルシウム、ナトリウム、カリウム、マグネシウム、鉄、ヨウ素(ヨード)など、バランスよく多量に含まれていま
※昆布は牛乳と比べてカルシウムは約7倍、鉄分は約39倍など含まれています
また海水と人の血液中の成分は似ていると言われており、だからなのか、昆布は他食品によるミネラル吸収率と比べて体内のミネラル吸収率が高く、約80%が体内に吸収されていると言われているようです。
昆布の雑学
昆布を切ったときなどに出てくるぬめり成分は、「アルギン酸」や「フコイダン」などが含まれた水溶性食物繊維です。
アルギン酸には血圧を下げる効果、消化促進の効果などが確認されており、最近では体内に含まれた有害物質を体外に排泄する効果があるとも言われています
フコイダンは海藻に多く含まれている成分で、研究により血栓の予防やガンの予防、抗菌作用効果、胃潰瘍治癒促進作用、胃粘膜保護作用、血中コレステロール低下作用など、様々な効果があると言われています。
食べて美味しい
ほぼそのままの状態でカットされたおしゃぶり昆布が、昆布の味を長く感じられて美味しい。
そこに味付けされた、梅昆布などもヘルシーでお腹にもたまるのでありがたい。
佃煮にしても美味しいですし、おやつとしても色々と作られていて、酢昆布とか有名ですよね。
ホッとする一杯になる昆布茶から、料理の調味料としても使える粉末状の昆布茶も美味しい。
根昆布を水に付けて放置すると昆布の栄養やネバネバ成分などが溶け出した、身体に良い昆布水なども登場しました。
物凄い万能食材なんですね。
だしの取り方
初心者でもできる簡単な昆布だしの取り方
1.水1リットルに対して昆布10gをタッパーや鍋などに入れて一晩を置きます。
2.昆布を取り出します。
・メリット
時間がかかりますが初心者でも上品な昆布だしが失敗なしに取れます。
・デメリット
多少、昆布の中に旨味が残ってしまう
煮出してだしを取る方法
1. 鍋に水を張り、昆布を入れ(1リットルに対して約10g)できれば30分以上置いてから火にかけます。(できれば時間をかけてゆっくり火をかける)
2.沸騰する前に昆布を取り出します。(お湯が70度以上になると昆布からねばり成分が溶けだし風味が損なわれる)
・メリット
短時間でだしが取れる上、時間と温度調整が上手ければ美味しいだしが作れる
・デメリット
温度管理が難しい
だしを取ったあとも捨てないで再利用
だしを取った昆布は捨てないでください!
だしを取り終わったあとの昆布でも抗アレルギー成分が残っており食物繊維も豊富です。
我が家では煮物やつゆを作るときに使った出汁昆布を食べやすい大きさに切ってそのまま食べています。
味が付いていない昆布なら、醤油、みりん、砂糖などで煮て佃煮や塩昆布などに変身。
他にも乾燥させた昆布をフードプロセッサーで砕いてふりかけにすれば美味しいご飯のおかずになります!
少ない量なら角切りにして冷凍保存しておくのも良いですよ。