お爺ちゃん言葉のゴスロリ美少女!「賢者の弟子を名乗る賢者」 1~2巻 感想
※本文にはネタバレを含みます
仮想空間に構築された世界の一つ。鑑(かがみ)は、その世界で九賢者という術士の最高位に座していた。
ある日、徹夜の疲れから仮想空間の中で眠ってしまう。そして目を覚ますと、そこは今までの世界とは違い……。何よりも、慣れ親しんだ渋く老練とした威厳のある姿が、幼気な少女のものになってしまっていた。
何者かと問われ、正直に名乗れば今まで培ってきた荘厳なイメージを崩しかねない状況。そこで思いついた言い訳は……。
賢者の弟子を名乗る賢者 1巻
VRMMOを遊んでいて、キャラディットをしていたら寝落ちして起きたら現実になっていたという話。
自分の見た目に好みのキャラクターを時間をかけて完成させるのあるある。
その結果、喋り方がお爺ちゃんっぽい銀髪ストレートのロリ気味の、自称賢者の弟子を名乗る少女ミラが生まれてしまったのであった。
ミラちゃんは中身が男性のはずなのに、登場キャラクター達が可愛いっていうのも分かるくらい可愛いの本当にずるい。
主人公であるミラちゃんこと、アルカイト王国の九賢者ダンブルフ・ガンダドアは召喚術をメインに使用し、それに加えて仙術という格闘戦能力にも秀でた力を持っているのが珍しくて面白いなと思いました。
主人公がこの世界に数多く巻き込まれたプレイヤーの内の一人ということもあり、ゲーム内で育成して手に入れていた術やスキルを使用してテクニカルに戦闘していく姿は好感が持てました。
ちょっと召喚術が強すぎる気がするけど最高峰らしいし仕方ないね。
全体的にテンポが良く、主人公が藤ちょこさんのイラストが似合うゴスロリ系少女。
世界観の表現もMMO好きとしては面白く、これから先の展開が気になりました。
賢者の弟子を名乗る賢者 2巻
国王の頼みにより、九賢者を探す旅に出るミラ。
新たな街で冒険者登録をしたり、偶然出会うこととなったエカルラートカリヨンというギルドメンバーとパーティ結成してダンジョンへ。
召喚術によって護衛役から戦闘役などを召喚。
更には上位召喚術みたいなのを使いヴァルキリーを召喚したら会話まで出来てしまうとは何でもありかっ!ってなる。
便利すぎるでしょ召喚術。
悪魔との戦闘シーンはミラちゃんの良さが存分に出ていてよかった。
一見、ただの少女が仙術で相手を圧倒していく姿はとっても格好良い。
トドメが召喚術というのも良いポイントだと思いました。
結論としては、わしかわいいって言っている、色々な姿のミラちゃんを見て楽しむライトノベルってことで合ってるはず。
主な登場人物と感想
ミラ / ダンブルフ・ガンダドア
召喚術士のトップの実力を持つ、アルカイト王国の九賢者の一人。
とてつもない美貌を持つが、お爺ちゃんの間はロールプレイをしていたため基本的に発言だけを見ているとお爺ちゃんっぽい。
イラストと合わさってお爺ちゃん言葉を放つゴスロリ美少女っていうのが物凄く良い。
わしかわいい。
ソロモン
プレイヤーの一人でアルカイト王国の国王。
ミラの友人ポジションで、気兼ねなく話せる会話は読んでいて面白かった。
リリィ
アルカイト王国に務める侍女。
ミラちゃんのために選ぶ服のセンスが良くて読者も満足。
マリアナ
元々はダンブルフの自室を助ける補佐官のNPC。
妖精族で感情も現すようになったようで、サブエピソードではとっても可愛い姿が見られたと思います。
見た目も好みだったのでミラちゃんとマナリアちゃんの百合展開(?)みたいなのが読みたいな。