家庭教師と教え子の関係が良い感じ「アサシンズプライド」 1~2巻 感想
※本文にはネタバレを含みます
アサシンズプライド 暗殺教師と無能才女
無能才女と呼ばれ蔑まれているメリダに、主人公であるクーファが暗殺者という職業を隠し、家庭教師役として訪れるところから始まるお話。
メインヒロインであるメリダが貴族では当然のように持つマナが発現してないにも関わらず、一生懸命な努力家で非常に好感が持てる人物だったのが良かったです。
メリダちゃん本当にかわいい!!
序盤の展開はメリダ的には結構辛いものがあったのですが、クーファがメリダの努力の理由を知り、メリダの正体が暴かれないように活動するため、一蓮托生となる展開は良かった。
クーファの血を分け与えられたメリダがマナに目覚めてからは、本格的な戦闘方法を学んでいき、大会でこれまでいじめられていた相手に、クーファも見知らぬうちに覚えた技で見返してやる展開はスカッとできて気持ちよかったかな。
話のテンポが良く、後半の戦闘シーンにはクーファ&ロゼッティの華麗なコンビネーションが見られたり、クーファの強さの秘訣とも言える正体も明らかになりましたが、これから先、クーファとメリダの二人がどのような道を歩んでいくのか楽しみになりました。
アサシンズプライド2 暗殺教師と女王選抜戦
学園で姉妹校も合わせて年に一度開催されるみんなが楽しみにしている選抜戦だったけど、何者かの思惑や陰謀があって、メリダ=アンジェル、その従姉妹であるエリーゼ=アンジェルの二人が選抜されてしまう。
メリダとエリーゼの従姉妹コンビはかなり見ていて好ましく、ところどころ百合百合しいところもあるのが良かったです。
後半にある本音の殴り合いも面白かったですし、従姉妹相手にガチの格闘戦までできるようになるとはクーファ先生の実戦的な練習怖い。
クーファ先生によるメリダちゃんの練習シーンは読んでいて徐々に強くなっていく努力を感じられるので好きなのですけどね。
メリダがエリーゼにも1vs1で勝利し、本当に強くなったなーって実感できるのは良いですね。
次巻も色々な思惑がありそうなラストだったので期待です。
主な登場人物と感想
クーファ=ヴァンピール
主人公で位階は侍。
白夜騎兵団の暗殺者であり、メリダが聖騎士として目覚めないなら暗殺するという目的を持った家庭教師として潜入することとなる。
侍というテクニカルな位階、そして普段は隠しているけど吸血鬼のハーフというのも面白いと思った。
メリダちゃんが大事すぎて、エッチなことしてるのに気づいてない疑惑。
メリダ=アンジェル
メインヒロインで位階は侍。
無能才女と蔑まれているけど本人は努力家。
服をまくられていたり、そういう挿絵がたくさんありそうな気がする女の子。
エリーゼ=アンジェル
メリダの従姉妹で位階は聖騎士。
メリダのことをリタって呼んでいる。
メリダちゃんと一生きゃっきゃうふふしてほしい。
ロゼッティ=プリケット
エリーゼの家庭教師で位階は舞巫女。
下層移住区の生まれなのに最年少で聖都親衛隊に入団し、特例として貴族となった凄い女の子。
愛称はロゼ。
得物のチャクラムで戦うっていうのは好き。