本編が始まった気がする「精霊幻想記」 4~5巻 感想
※本文にはネタバレを含みます
精霊幻想記 4巻 悠久の君
第三巻までは世界設定的な物もあり、急いでた感じもありましたが、ここからはゆっくりとした進行に。
リオが精霊の里に帰ってきてラティーファに加え、サラ、アルマ、オーフィアなどの里の皆と賑やかで楽しい時間を過ごせるのって本当に羨ましい。
妹ポジションであるラティーファとのお風呂タイムまであるとは本当にけしからん。
第四巻では前の巻のラストにも少し出ていたメインヒロインの一人、美春が巻き込まれた他二人を連れ登場。
ここにきて異世界転生の他にも、勇者と呼ばれる存在が異世界召喚、それに巻き込まれた異世界転移者まで出てきて異世界てんこ盛り状態。
更には契約精霊だったアイシアが遂に目覚め、ヒロインが増えすぎ問題の予感に。
リオの周りはかなり賑やかになってきました。
最後は嫌な性格の貴族の婚約者となって悲しい表情のセリア先生の挿絵で終わり。
これから先がどうなるのか楽しみです。
精霊幻想記 5巻 白銀の花嫁
表紙からして待ちに待ったセリア先生回。
セリア先生がとっても美しくなってる!やった!ありがとうRiv先生!
美春達と精霊の民の里に戻ってきたリオ。
普段の精霊の里のメンバーに加え、更に賑やかになってきました。
その後は成長したリーゼロッテとフローラ王女、勇者坂田との会話。
リーゼロッテはセリア先生の次くらいに好きなキャラクターなので登場してくれて本当に嬉しかったです。
できることならリオとたくさん絡んでほしいです。
そしてこの勇者として召喚された一人である坂田がまた、異世界のテンプレ的な発言を連発したり自己主張の激しい厄介なキャラでそこそこの不快感。
そこまで酷い性格ではないので救いはあるかもしれないけど、フローラ王女が振り回されないのかが心配です。
後半は遂にきたセリア先生のお話。
なにやら第一巻にてリオを拷問したシャルルという最悪な男と、セリア先生が結婚式を行うという情報が。
そんなこと許すまじ!という感じで、半ば監禁状態に近かったセリア先生と再開して、挿絵も最高でやったぜ!
その後色々あるのですが、セリア先生を奪い取るシーンのリオは格好良かった。
それにしても王国軍の精鋭相手にも、国でも最強の相手にも、規格外の魔力を持っていると言われている勇者の攻撃も余裕で捌くリオ強すぎでは?
なにはともあれセリア先生分が補充されすぎて満足の巻でした。
主な登場人物と感想
綾瀬 美春
主人公の転生前の存在である天川春人の幼馴染みで、勇者召喚に巻き込まれたメインヒロインの一人。
奴隷商人に捕まって一時的に危ない目に遭うがリオの手によって救出される。
料理上手で美少女。
アイシア
リオと契約している人型の精霊で貴重な存在。
暖かい春、美しい春というような意味で、美春を意識してリオが名付けた。
リオと完全に繋がっていて記憶も共有している。
その上、リオと同じトレースもできるため戦闘力も高い。
ちょっとずるいと思う。
セリア・クレール
クレール家の貴族で、本作におけるメインヒロインの一人。
嫌だと思っていた政略結婚に巻き込まれたところをリオに救出される。
セリア先生は第一巻以来、久々のメイン回での登場と言えるので非常に嬉しい。
容姿良し、性格良しで、こんな可愛い子は、どう見てもイチオシしかない。
セリア先生贔屓しすぎてる気がするけど仕方ないよね。